当事務所で設計・デザイン・監理を行った住宅の本体工事に加え
外構工事が完成し「完成引渡し式」が執り行われました。
平成28年熊本地震により被害を受けたご自宅の建替えです。
延床面積は98m2、基本は平屋で一部2階建とした住宅です。
屋根は南に向かって勾配の屋根として太陽光発電パネルを設置。
立地は住宅街ですが、朝の通勤時に抜け道として交通量の多い前面道路側は、
騒音や道路からの視線を考慮し開口部の無い設計としつつ、
唯一リビング空間に朝日を取り込むための窓を上部に設けています。
お施主さまは30年前からこの地にお住まいであったため、
南西側は街に対し開かれた住宅として、第二のリビングとして
外部と一体となったテラス空間を設けつつ
採光・通風を考慮した設計としています。
この住宅が、お施主さまの新しい生活を包み込む器として機能し
この地に挿入されることによって
新しい街並みの新しい形成に寄与する事を願います。
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