砂取小学校校舎 Works

作品紹介『砂取小学校校舎』

コンセプト

熊本市内にある既存小学校の校舎の一部増築である。
要求された必要諸室は、既存教室と相殺するように、普通教室8室と特別教室3室を設けるものというものであった。
既存の校舎や管理棟が既に存在していること、また、正門より入り他の校舎に行くためのゲート的な役割をもった棟になるという配置であったため、歌学における「本歌取」のように、既存校舎のもつデザインコードを踏襲しつつ、これから続いていく校舎の増築に対し新たなコードを創ることを試みた。
外部エントランスデザインは、校舎本体のソリッド感と対比するような繊細なデザインと、壁にランダムに孔をはなつというデザイン操作を施すことにより、この小学校の玄関キャノピーとしての存在と新たなコードをつくり象徴化することで、後に続く校舎への伏線を創るような遊びを仕組んでいる。
卒業写真の集合写真を撮った背景が子供たちの記憶に永遠に残るように、学び舎の象徴化された映像となることを意図している。
コンクリート造という前提条件の基で、内部デザイン・素材については、県産材の杉・桧などの木材をふんだんに内装に多用し、多感な時期を校舎内で長時間過ごす子供達に、木のぬくもりとやさしさを感じてもらえるようにしている。
ディティールとして、コーナー部分や突出している部分などは可能な限り安全面を考慮したR形状で仕上げた設計として配慮している。
物件名 砂取小学校校舎
物件概要 所在:熊本市神水
用途:小学校
階数:鉄筋コンクリート造/地上3階建て
延床:1561.78m2
施工:---
完成:平成20年5月