スカイガーデン水前寺 Works

作品紹介『スカイガーデン水前寺』

   

都市回帰への建築

周囲の低層住宅郡から空へ向かって抜け出した建築である。それは、既存のスカイラインに新しくて異質の要素を加えることになった。地上に住む」ことから 「空中に住む」ことへの移行は都市の住環境の中では必至であり、否めないものとなっているが、ここでは、通常水平面に展開されるであろう住居・路地・広場 などの要素を建築上に積層することで地上での生活と同義的な空間を成立させている。
縦に延びる路地はそのまま今まで見慣れた街角の風景であり、生活観あふれたものとなっている。
そして路地の先(ここでは屋上)には展望デッキ(空中庭園)が用意されており、公共の広場として共同住宅の住民だけでなく広く地域住民にも利用されること を予定されている。各住戸においても、ベランダ部分を木デッキにすることで建物内部から外部空間へと流れていく空間の連続性を表現している。
近年高層化が進み、無作為に中高層マンションの立ち並ぶ周辺状況からすれば、決して住環境が向上しているとは考えにくい現在、この建築の提案がここに住む人々の生活に彩りを与えつづけることを希望する。
物件名 スカイガーデン水前寺
物件概要 所在:熊本市水前寺
用途:共同住宅
階数:地上9階建
延床:489m2
施工:(有)家工房
完成:平成17年3月